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拷問とAIは相性が良いかもしれない

近年の技術の発達により、今までは存在しなかった様々なものが出現するようになりました。

この手の話題としては月並みですが、スマホの登場もその1つですね。今でこそ誰もが持っていますが、こんなものが登場するとは想像も出来なかったですから。

そんな技術の進歩ですが、最近ではAI(人工知能)が特に注目されているようです。様々な分野でその活用が期待されているAIですが、その活用法の1つとして、拷問に使えるのではないかと私は想像します。

 

そもそも拷問は、その恐ろしい印象とは裏腹にあまり使えない技術です。理由はいくつかありますが、その中で私が最も問題だと思うのは、嘘の自白をされたらどうしようもないということです。

魔女狩りで行われた拷問のように、拷問する側が求めている言葉を引きずり出すだけなら何も問題はありません。ただ効率よく苦痛を与え続け、犠牲者の心が折れるのを待つだけで良いのですから。

しかし、これが情報を得るために行われる拷問となると話が変わります。犠牲者が拷問の末に何らかの自白をしたとして、それが嘘の自白だったらどうにもならないですからね。

 

そこで出てくるのがAIです。

私の持っているスマホにもついていますが、AIを使った顔認証システムというものがあります。大抵の人は知っているでしょうし今更言うまでもないですが、これは人間の顔を認識し、識別できるという代物です。

これと似たようなシステムで、顔だけではなく喜怒哀楽といった感情まで識別できるものがあります。より正確には、感情があらわになったときの微妙な表情の変化を読み取ることで出来るのだとか。

実際、人間は顔の微妙な変化から相手の感情を見ることが出来ますよね。冷静な口調だけど怒っているなとか、楽しそうに弾んだ声で喋っているけど目が笑っていないなとか。

同じことをAIが出来るようにならないというのは、考えにくいことだと思います。

AIが人の感情を表情から読み取ることが出来るならば、例えば嘘をついたときの表情を認識させ、嘘発見器として利用できるAIが作れるのではないか、というのが私の考えです。

この考えを説明するために色々と調べたところ、実はこれと同じことを考えた人がいるらしく、既に研究が行われていることが分かりました。

【びっくりサイエンス】AIでアタマの中が丸見えに 脳の活動パターンを深層学習、京大など開発(1/4ページ) – 産経ニュース 

嘘発見器としてのAIが利用されるということは、顔の表情だけではなく心拍数や発汗量などの生理的変化をも判断材料に出来るということです。そうなれば、嘘を見分ける精度は非常に高いものになることが予想できます。

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証言を引きずり出す技術である拷問と、証言の真偽を調べることが出来る嘘発見器AI。この2つの技術の相性の良さは、容易に想像できるものです。

現在は拷問を行うことは禁止されていますが、もしも拷問が情報を得るための有効な手段になったとしたら、この禁止は守られるでしょうか。

 

AIの話題の中でよく耳にするものの1つに、AIには人間より賢くなるという危険性があるというのがあります。

正直その理屈はよく分かりませんが、別に人間より賢くなるまでもなく、ただ嘘を見破れるというだけで危険な使い方は簡単に出来るし、それによって社会や人間を危険にさらすことも、そう難しくはないと想像します。

AIの、そして拷問の未来は、どんなものになるのでしょうね。

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