- 2019-03-19
- 2019-03-19
猫鞭
拷問具の中で、「ムチ」ほど多様性に富んだものは他に存在しません。これは、「ムチ」が人類の歴史に古くから登場し、長い年月の中で使われ続け、改良されてきたことを意味します。 「ムチ」は大きく分けて「鞭」と「笞」に分類され、さらにそれぞれがその性質によって […]
物理的な障害を与える拷問全般
拷問具の中で、「ムチ」ほど多様性に富んだものは他に存在しません。これは、「ムチ」が人類の歴史に古くから登場し、長い年月の中で使われ続け、改良されてきたことを意味します。 「ムチ」は大きく分けて「鞭」と「笞」に分類され、さらにそれぞれがその性質によって […]
異端審問において、魔女狩りにおいて、そしてヨーローッパにおいて最も一般的な拷問具は何か?その答えは鞭、もしくはこの拷問台であると言えるでしょう。鞭は刑罰など他の用途にも使われることを考えると、純粋な拷問具としては拷問台が最も一般的だと言っても過言では […]
『御定書百箇条』で定められた4つの拷問のうち、3つ目に行われるのがこの海老責め(ebizeme)です。 先の2つである箒尻や石抱きと違い、これと4つ目の拷問である釣責は拷問蔵で行われました。 また、先の2つは牢問、後の2つは拷問と区別されています。先 […]
日本における真の拷問 江戸時代に作成された『公事方御定書』の中で公認された4つの尋問方法、その中で唯一拷問の名を持つのが、今回紹介する釣責め(つるしぜめ)と呼ばれる責めでした。 他の3つが牢問と呼ばれて区別されていることから、江戸時代において真に拷問 […]
方法 穴吊り(anaduri)とは、切支丹の迫害で行われた吊り責めの1種です。その方法から逆さ吊りとも呼ばれました。 この拷問で犠牲者は、縄で縛られ、地中に掘った穴に逆さの状態で吊られます。そのとき、理由は後述しますがこめかみや耳朶に傷をつけられます […]
その性質上、拷問具の中には処刑具と混同されているものが非常に多いです。 実際に処刑具としても使われていた拷問具が多く存在するというのも、ややこしさに拍車をかけているのでしょう。例えば、ガロットとか。 拷問具を調べている私としては、とても残念な思いです […]
15世紀のイングランドでは、大抵の監獄にプレスヤード(pressyard)と呼ばれる部屋が存在しました。これは部屋の名前であると同時に、拷問の名称でもあります。 イングランドは拷問を禁止していたんじゃないのかと言いたくなりますが、当時はこれを拷問とし […]
16世紀、近世と呼ばれるこの時代のヨーロッパを、魔女狩りという嵐が襲いました。 多くの国に影響を及ぼしたこの現象ですが、その影響をほとんど受けなかった国がいくつかありました。 そんな国の1つにイングランドがあります。 影響をほとんど受けなかったとはい […]
江戸時代後期、公事方御定書により公認された4つの拷問がありました。 この中で、箒尻による笞責めで自白しなかった者に対して使われるのが、今回紹介する石抱きという拷問です。 割と有名な拷問ですし、時代劇などで見たことがあるという人もいるかもしれませんね。 […]
江戸時代、幕府が1742年に制定した公事方御定書により仕様が公認された四つの拷問がありました。その中の一つが、今回紹介する箒尻を利用する笞打ちという拷問です。 「拷問」と言いましたが、箒尻は当時、牢問(または責問)と呼ばれて拷問とは区別されていました […]