最近、この図書館(サイト)のサイト内検索で苦悩の梨が良く調べられていることが分かりました。バズっているというほどではないですが、急によく検索されるようになったので驚いています。
何か原因があるのかと思い調べてみましたが、特に世間で話題になったということもなさそうなので、謎です。
特によく調べられているのは、苦悩の梨の使い方でした。その辺の諸々については記事にしているので、見に行って欲しい所存です。
ところで、この記事を書いてからも色々と調べてみたのですが、やっぱり苦悩の梨が口以外の部位、つまり性器や肛門に使われたという情報は見つからないですね。
唯一見つけた記録は、17世紀に強盗が家人を黙らせるために猿轡として使用したという例だけです。
苦悩の梨といえば異端審問などで性器や肛門へ使われたという印象が強い拷問具ですが、これほど調べても出てこないということは、もしかしたらそのような使われ方はされていなかったのかもしれない……と、思ってしまいます。
そもそも、異端審問で使われたという記録すらないですからね。異端の疑いのある被疑者を連行する際に猿轡として使用したという記録はありますが、それだけです。
ロマンのない話ではありますが、現実とはそんなものなのかもしれません。